ジャニーズJr.がデビューするということ
SixTONES、Snow Man デビューおめでとうございます!
えー、なんだかまだ少し情緒不安定だったりするのですが。
あの日、あの瞬間に立ち会えたTravis JapanとSnow Manのファンの1人が感じたこと、自分自身の為にも書き残したいと思います。
その日引き当てた座席はアリーナAの一桁列、ステージ正面でメンバーの表情がはっきり確認できるお席でした。
連番のお友達と大騒ぎしながらゆきおを着けて、むかえたオープニング。Jr.ユニットが次々紹介され登場する中、だけどそこにはSixTONES、Snow Manの姿はなくて...
そりゃ気づいちゃいますよね。
…そっか。そういうことか。この2グループは近い将来にこの横並びから卒業するんだって。
そして「そのタイミング」は思っていた以上に早く、その日のうちにやってきました。
いつもより深刻な表情のSixTONESとSnow Manのメンバーから発表されたお知らせ。
沸き起こる大きな歓声。
ハグする康二くんと目黒くん、穏やかな笑顔の阿部ちゃん、小さめにガッツポーズをする照くん、どこかホッとしたような表情のふっかさん。
私の目には、そこにいる15人のメンバー誰もが「大喜び」をしてるようには見えませんでした。
…その姿には賛否両論あると思います。だけど私は、そんな15人を苦しいくらいに愛おしく感じたんですよね。
ジャニーズJr.の多くのメンバーは悔しい思いを何度も経験してきているもの。
そんな中でもこのメンバーは、仲間や後輩をたくさん見送ってきていて。だけど見送ってきた全員が順風満帆に進めている訳ではない。
それをよく分かっているからこそ、落ち着いて受け止めているのかなぁ、なんて思ったりして。
そしてたくさんの仲間を見送ってきた彼らだから、この発表の裏で多くの涙が流されることを「自らの経験」として知っているんだろうなぁ、だから手放しで喜んでないのかなぁ、なんて想像したりもして…
そんな色々な感情でぼんやりとステージを見つめていたら、近くの席で宇宙Sixのタオルを持った方が静かに涙を流しはじめるのが目に入って。
続いて目に飛び込んできたのは如恵留くんの涙。
…如恵留くんの涙、私にはそれが悔し涙に見えました。
そう、ジャニーズJr.がデビューをすること、それはいつだって「おめでとう」だけではない。
だけどね。涙を隠さない如恵留くんの姿、私はそれが少し嬉しかったんです。
もしこれが2年前だったとしたら。
トラジャとすのすとの間にはもっと大きな壁があった。それこそ悔しい、なんて感情は湧かないくらいに。
実際、キンプリのデビュー発表をしたあの舞台でも。
SixTONESとSnow Manのメンバーの数人は悔しさを出していたのに、トラジャのメンバーはそれを受け止めているようにも見えたんですよね。
それこそ「そもそもアイツらと俺らは違う」とでも言うように。
でも今回は違う。デビューが決まったグループに対して、悔しいって感情をストレートに出せるところまで追いついた。
こんなに素直に悔しさを出せる如恵留くんがいるトラジャは大丈夫。如恵留くんの涙は、きっと今、他のメンバーにも火をつけたはず。この日の悔しさは、きっとTravis Japanのターニングポイントの1つになるって、そう思えました。
…あぁ、これから実際にSixTONESとSnow Manがデビューしたらもっと色々なことがあるんだろうな。
デビュー組となった彼らのコンサートや舞台のバックに誰が付くんだろう。それがTravis Japanである可能性だってゼロではない訳で。
トラジャもトラジャ担も、まだまだ悔しい想いをする場面が続くかも知れない。
でもそれをやり切ったのがキスマイ兄さんやA.B.C-Z兄さん。
…あのね。
こんな時にごめんね。
あの頃のえびきす兄さんには「買ってください」って言われなくても、なんとかしたいって思えて行動に移せたんだよ。これまでのトラジャに足りなかった1つがここ。
だけど大丈夫。トラジャにはパフォーマンスという最高の武器がある。そして支えたいと思わせるひたむきさがある。
今回のことをきっかけに、今の自分達に足りないものに気付いて、手にすることができたなら、きっともう無敵。
だから大丈夫。トラジャはまだ今回そのタイミングでは無かっただけで。今の気持ちを忘れなければ必ず「その時」は来ると思うから。
好きなグループの1つがそこに選ばれ、もう1つが漏れてしまった、それを同時に受け止めることになった今回のデビュー発表。
今となっては、全部計算済みでのあの発表だったのかなぁ、なんて思っています。
だってそれは何よりもJr.のメンバーにも、ファンにも火を付けるキッカケになったと思うから。
結果として、Jr.全体のレベルが今以上に上がったならこんなに良いことはないよね!
ジャニーズJr.がデビューするということ、そこには喜びと同じくらいの悲しみ、たくさんのドラマがある。
このドラマの終わりは、全ての登場人物が夢を掴めますように。みんなが笑顔になるハッピーエンドでありますように。
綺麗事のように聞こえるかも知れないけれど、そんな未来を願ってやみません。